延長

 

 

 

ここ1週間ほど月を見かけていない。かくれんぼにしては長いこと。

 

お風呂に入る前に母親から着信があったらしい。今は話したくないからスルー。スルーしても終わらないのが現実生活。愚痴だとしても慰めだとしてもどっちも耳にいれたくない言葉なのは目に見えている。明日言い訳しないといけない労力もセット。僕を育てた労力に対する感謝はあれど、人格的には全く好きじゃないのだろうなと自己観測。

 

いやはや、昨日の日記はまぁ方向性としては分かる。最終回願望はいつでもあるから。でも、本質がどうのというのは全然違う。生身の人に対してその食指を向けるのはおかしいから。これはまた後で。

 

その前に、面白い話を書きたい。

 

演劇入門は淡々と進んでいて、芝居とは造形美術だという言があった。観客には結果しか見えないけど、過程で積み上げたものが大事だという話。

 

まだ生生しく再現できるのだけど、最初に見た演劇のこと。死についての個別的考えた方のインタビューを1人で淡々と語るのだけど、俳優が縄に吊られながらこれをしているとき、観ていた僕は、吊られたときの回転の具合も計算しているのかなって考えていた。発声位置が変われば声の響きも当然変わるとまでは当時は考えていなかったけど、どう観えたかより、どう作り込んだのかの方が気になっていた。正しい演劇の見方ではないけど、演劇観としては正しかったよう。テキストデータがあれば改めてちゃんとした劇評を書きたいところだけど、なにせ需要がない。社会時間としては2年前だし。残さないというところにも何か意味がありそうだし。

 

これって、人の背景情報が気になるのと同じ動きなのかな。ただ、どこで生まれてどう過ごして、身長体重がというような表層上ではなく、何をどう考えてきた人なのかというところ。プロフィールではない。存在論

 

そうして、昨日の日記の反芻的考察。

 

なんだかんだ試験に落ちたストレスが表出したという印象。他人がどうかという話をしているようで、あくまで自分の話なのよね。人にとってここの僕は消費的読み物でしかないことは分かっているし。これは違うはないしそういうもの。

 

波さんにメッセージ送ってしまったのは失態である。あんなに嬉しそうな顔をしたずるさを自覚していまうかということがメインの苦情だったから、ねちっこくはなくて良かった。記憶力散漫と自己評価しているのに、ステッカーがアルコール消毒で消えてしまったエピソードを覚えているのもおかしい。でも、これを現実的好意と短絡的に評価できるほど幼くはないという。しれっと通販にステッカーを追加しているずるさよ。

 

で、僕が見ている僕の本質は、自他共になんでも放り込める穴というイメージが浮かんだ。空虚が本質とはなんとも空っぽだけど、空っぽだから自分の存在が在るというとんちみたいな話。

 

昨日の日記のグリーではおしまいというのも、空っぽであるゆえに公開範囲が匿名的なSNSで書いているだけではどこにも進めないという強迫観念があるだけ。現実世界の僕に不自由があるのかというとそんなこともないから、なんだか変だとは思った。

 

たぶん匿名的な世界で綴っている人って、ちゃんと現実世界では居場所があって、片手間で書けるときに書いている。まぁ、そりゃそうだ。と思う。言葉より生身の方が当然重いし。

 

ただ、僕の存在論で言うと、自分の文章は1つの存在ではあるから、これを消すのは部分的最終回的な意味合いがある。思考が存在だとすれば、当時の自分の思考は今の自分とは関係がないけれど、自分ではあるという意味で。文章にかけた労力が自分だとはならない。こんな人でなしみたいな文章をよく読んでいるものだ。

 

グリーにも貼らなきゃなと思ってしまうのは、ちょっとした情なのだろうろうな。直に関係する勇気がないのか、意味がないと思っているのかは知らないけど。単なる読み物ですって評価してくれる方が楽。

 

 

ここで視点を回転してみよう。

 

自分視点で他人を見るのは当たり前のことだけど、では、他人から見た自分に転回できるか。これをするためには、相手の視点を分からなくても想像くらいはしないといけない。自分の場で満足するのも良いととは思う。あくまで僕は他人を他人事として見ている。

 

だから、ちゃんと意見は表明しましょうって。言葉でも非言語でも良いけど。

 

もっと突き詰めると、存在は距離によっていかようにも変わる。距離は関係に言い換えても良い。要は、僕に好意的に接してくれているのは僕が現実的存在じゃないからだろうなというところ。関係によって自分が変わるのは当たり前。でも、どの関係であれば自分の本当かとなるとまぁまぁな迷宮。

 

僕は関係してきた関係において自分の言語を全部開示できることはなかった。あくまで相手の語彙の中。

 

だからいい加減固有とするかどうかを決めて下さいなという感じ。

 

別にいちゃいちゃしたい訳でもなく。

 

 

では、皆ちゃんと生きてますように。