夢と現の間の想い人

 

 

良い意味で駄目な最高の1日。

 

人間の特権は美とか嬉を味わえるところ。もちろん現実的には何事も起こっていないから早々にPCの前に座っているのだが、これはこれで楽しい。

 

あぁ、そういえば残りの里芋はうちのお祖母ちゃんレシピトレースではなく、お友達のお母さんレシピを採用。アレンジして昨日作った。茹で時間を初回より長めにしてみると、食感は記憶と一致し、皮はぷりっと剥がれた。マヨネーズと味噌と生姜チューブを白だしで溶いて和える。生姜の後味が爽やかで美味しい。

 

はい、本日の日記。

 

 

 

朝からお腹が痛くて眠い。ストレスか? 朝ごはんはスルーして二度寝。AFはAlif friend ではないかと言う人が出てきたが、これってプログラム用語でいうところのElifでないかと思った。セルフ誤記。

 

目が覚めて、お腹は空いているため、ご飯を炊き、厚揚げに白だしをかけてレンチン。ついでにレンチンで温玉も作り、最後に鰹節をふりかけてマヨネーズ丼。ズボラ飯に出てきそうなメニューだが、美味しい。

 

ちょうど良い時間になってきたため、別に変な汗もかいてないがシャワーを浴びて髪と眉をてきとーに整える。いつものパーカーは歩く用であって気分と適さないから、昨日この為にかった服で出かける。

 

ちなみに、濃紺のスラックス風の薄いボトムス、白の無地Tシャツ、グレーのカーディガン、くすんだ緑色のリュック、緑がかったベージュのスニーカー、緑の踝より短い靴下といういでたち。ほんとはここにネイビーの伊達メガネも付けたかったのだが、虚無に消えたまま。別に僕はお洒落とかそういう訳ではない。グーグル先生に上がってくるコーデのお洒落さはさっぱり分からないし。ただ、自分の感じを服として纏えるくらいのバリエーションは持っておきたい。まだそんなにきちんと選んだ服はないが。

 

あと、僕はなるべく半袖は避けたい傾向にあるらしい。がたいに対するコンプレックスなのかもしれないが、なんか無防備な感じがする。

 

では出発。道中はkindleで採り入れた、麻雀漫画と英語の語源帳を読んでいた。やっぱり絵単語って概念がしっかりしている。アルファベットが表音文字だから、単語を創るときに目的があるのだよな。体得したい感覚。

 

会場に着く。この会場は2回目で勝手知ったるつもりだったが、ビルで若干迷う。感染症対策のアプリはインストール済みだからすんなり入れた。一直線に目的地に行って直帰するつもりだったため、ブースに向かったのだが、あれ、A列終わったけど居ないなとなった。

 

早めに帰るかもとのツイートがあったから、知り合いの本を買ったり買われたりして落ち着いたタイミングを狙って前回より早め(ほんとはもう少し早めの予定だったが)に来たが、間に合わなかったのならしょうがない。これも縁。1周りしようか。

 

で、アルファベット順に列を歩いていたのだが、なんだか嬉しくてにやにやしてしまう。その時は言語化できてなかったのだが、世の中にはこれだけ本屋さんに並んでない本があって、そういう本を書くことが好きな人、読みたい人がいっぱい居るんだなというある意味感動。たぶん今の僕に手に取られる本で面白くない本はない(全部面白さを味わいながら読むから)。

 

本日は気が気でなかったからスルーしてしまったが、次回からの試みとして、もっとゆっくり回って買って、勝手に書評を書き散らそうかなと。書評と言うより感覚的には食べログみたいなもの。ただ星とかはつけない。リンゴの味はリンゴだけの味。

 

この試みにあたって、前提として書評を書く場を作っておく必要がある。ここは日記だし、noteはハートマークが付けられるから駄目だ。僕はそういう為に世界に投げる訳でもないし。やっぱり個人サイトだよな。Webデザインのセンスもないが、感じに合えばそれで良い。文字が読みやすいフォントであることが一番か。

 

これって「はたらかない2人」のお兄さんがやっているようなやつだが、そういえば僕もそういうことがしたかったんだよな。ネット世界を海に見立てて小瓶にお手紙を入れて流すみたいなやつ。流す時点で美味しさは終わっているから、その先がどうなろうと知らない。

 

次の京都までに準備しなきゃな。次も楽しみ。

もちろん書評は本屋さんに並ぶものも含む。

 

往復しているうちに、帰ってきたのが遠目でも分かったため、C列くらいからA列に戻る。

 

真夜中の波さん、もとい宵顔さん。

 

「こんにちは、調子はどうですか」と言ったつもり。

それから現実時間として10分くらい話した至福の時間。

 

ここからは凄く言語化に馴染まない。まじで意味分からん。

これって一種ののろけみたいなものなのか? まぁ書いてみる。

 

僕の主観。全然自分の見え方を意識できない。お腹に力も全然入らないから、声もぼそぼそしている。これって、自分が「素」であって良いって安心しているということなのか?

もう新刊も買うことは決まっているのだが、一応立ち読みさせてもらう(これもこの場の時間を延長させたいだけなのかも)。

 

全然文字が頭に入ってこない。存在が重すぎる。

 

会話。「前の時も雨降っていましたよね。」言われて気付いた。たしかに雨降っていた。でも、忘れっぽいと自称している当人が何故これを覚えているのだろう。僕の日記で復習したにしろ、本当に覚えているにしろ、貴い。

 

あと、僕は基本的にこの人とインターネット世界でも対話がなくなったため、避けられているのに居座っていたのであったらそれは辞めたいと常々思っていたのだが、それがないのは読み取れた。これはこれでおかしなことなのだが、とりあえずここまでで十分。帰り道、全然お腹が痛くなくなった。

 

印象。他意がない言葉を発する人。文体のテンションではもっとトーンが低いし、アルコール入ってないから覇気がないかもと呟いていたが、全然はきはきしている。なんなら前回のトーンとの違いが分からない。(あれ?)

 

まぁ、ファンに対するテンションという意味では分かるのだが、僕はそのやり方も読んでいるし、僕のことも読まれているらしいことからすれば、なんだか儀式みたいなやり取りだったな、という別の意味での面白さ。

 

ただ、他意がない言葉を発することと、言語外に人格がないとは別の話。

 

中身。おそらくこれは書いてないはずだが、宵顔さんが黒の服ではなくピンクとかベージュとか着てきたらどうしようかというカードがあった。次の日に予定があることも知っていて、ご馳走ルートは閉じたのだが、その色合いの服を着たときは飲みたい気分の日らしいというニッキの情報があったため、どうしたものかって。

 

実際見たとき上がピンクで下がベージュで、動揺。

妄想と現実の一致とかいうより、これは現実なのか感。

 

なんやかんや会話の終わり際にお客さんがやってきて、終わりの挨拶のタイミング逃したなぁとか思いつつ、このまま勝手にさよならすることもできないから、眺めていた。まじまじ見るって失礼なことだから、やらない方が良い。

 

で、服装のことだけは気付いたことを発しておこうと思った。

 

「今日は黒ではないんですね」

 

この言葉だけですぐ察するの凄い。総括、いつもの服装の感じで薄くしてみましただっけだったか。僕は「良いと思います」と返したのだが、バレているのだから「可愛いです」が適切だったと若干後悔。ただ、発話でなくても言える場はあるから問題ない。

 

ほんと、よく分からない可愛さ。

ふわふわ感。

 

いや、僕も良い歳だから、造形美とか、やましい欲求がむくむくする肢体とかは知っているし、「好き」という感情はコレが根にあるのは分かるのだが、僕の宵顔さんに対する感情の根はここにはない。いや、思春期のごとく略。

 

少なくとも直に接している時にこれはなかった。

 

このヨクワカラナイもやもやを考えながら歩いていたら1時間が過ぎていて、頼みにしている大型本屋さんのところだった。その後、ビールとチキンを買って公園で新刊を美味しく頂いた。

 

この人の小説も、カズオさんと似ている。読んでいるとその時空に引っ張られる感。これって、創作をどれだけ自分事として書いているのかという話な気がする。

 

いやはや、好きな人という存在は容易く認識を更新するものだ。

 

こういう意味での宵顔さんは譲らないし、僕もこの人を越える好きな人はできないと思う。なにせ、僕のここの文章をだいたい読んだ上で許容してくれているし。

 

はい、日記はおしまい。

 

でれでれ感は否めないが、仕方がない。

 

おやすみなさい。

 

雨がふりませんように。