不可思議的終末

 

 

本当はこのままここも終わらせて良いかなと思ったのだけど、このままだと後味が悪い気もして。この辺りがなんとも好きなのだなという感じではある。

 

ともあれ、風呂敷はちゃんと閉じなければ。

 

3日程ノンアルで過ごしていた。特に何か寂しいとか手持ち無沙汰ということはない。条文といちゃいちゃ。どんな専門書より条文の意味の方が大事である。お風呂時間もノンアル。

 

今日も別に書く気はなくてアニメ映画を観てちびちびビール1本とワインを飲んで寝ようと思っていたのだけど、通信制限で遅々として進まないし適当に選んだ30分の作品がなかなかエグくて。

 

古書店のファンタジーで、昔の陰陽師が封じたとされるジョロウグモなのかな、の子供が本の札が外れて出てくる。ロリの人が好みそうな美しい幼女(しかし手は蜘蛛である)。店主が硯だから見ただけ。ヒロインらしき女子高生(短髪制服のスカート短い正統派)となんやかんや冒険があり、硯が憑りつかれるのを助けるのかと思ったら、お母さん蜘蛛が出てきてあっさり食べられてしまい、幼女風の蜘蛛がこの女子高生に化けるという結末。

 

なんというか血も涙もないけど、物語ってなんでもありなのだなという収集にはなった。これは青空文庫で並行して読んでいたかの文豪の「こころ」を読んでいても思ったのだけど。冒頭の西洋人のエピソードって先生の人格を表現することにほとんど寄与していないような。

 

血も涙もないといえば、職場での話。某補助金の窓口に出向していた人が帰ってきたというか、どうなのかは知らないけど、匿名になると攻撃力特化するのはなんというか「ヒト」だなというエピソード。「死ね」とか平気で言われ続けるらしい。フリーダイヤルで自分の個人情報が開示されないと何を言っても問題ないって凄いよなぁ。当の人、円形脱毛症を見せてくれた。

 

潜在的に人を人として見れない人なんかよりこうやって顕在的に人を攻撃できる人のが害悪ではある。自分が反撃を受けない立場であることを前提としてしか語られないのであれば、それは現実ではなかろう。

 

現実のほうがヤバイ。まともな人とまともじゃない人が選別される時代なのか、はて。

 

 

文字稼ぎ。

 

ここだけの話だけど、ノンアルで過ごす方が、好きな人が穏やかに好きだ。素面だと合理的に色々考えて、いや絶対この感情はおかしいとなりそうだけど、むしろこの人に何も求めなくても好きであるでいいやとなり、安眠できる。

 

要は、この人が同居人と添い寝してようがどこか見えないところで楽しんでいようが、これとは全く無関係の好きが本質だということ。こんなことあるのかという文脈では関係よりは現実的に違いない。ほんと、言語化は分からないけど、いちいち好きというか、想うことで安らいでしまう。

 

いや、ほんとこんなところに付き合って貰うのは申し訳ないのでやめようというのが外在的な原因の1つ。

 

少し思考の話になるけど、この自分が何かをするときの理由が外から来ているときって人は全く納得していないのだろうなと自分で推論した。僕が外付けの理由が嫌だというところもあるけど、ちゃんと自分で決めてやっている部分って、表現されない。

 

やっと本題。ここを書くための前置き。

 

日記を継続しているときはほぼ飲みながら書いていた。これって酔っていても書けるではなく、酔ったら饒舌になるというのと変わらない。文章としてはまとまっているかもしれないけど、僕の中では言葉として拙くて。

 

言語として現実化させるハードルがお酒によって下がっているだけであって、上澄み感が凄い。もともと言語も所作も含め、自分が認められることに重きを置いていないから、これはこれでええかとも思わなくもなかった。

 

日記をどれだけ読んでも僕のことは分からないだろうというのがこういう文脈。酔っぱらいのたわごとみたいなものでしかない。日記としては成り立っていたかもしれないし、読んでいて面白いと思っていた人も居るかもしれないけど、本当の言語ではない。

 

ということで、これからの文章は昼間に素面で書こうと思う次第。

 

これで書いたのが劇評であり感想文であって面白かったし、ほんとうに公に通用している自分の言葉でもある。

 

昼でも夜でもない文章を書きたい。

 

もちろんここでの言葉が僕ではないとは言わない。でも、内輪の文章ではある。公っぽく書いているけど、結局は読んでいる人が読めるだろう文章ばかり書いている。書かれた人がそう思ったかどうかは知らないけど。

 

なので、文章は昼間に書くものにしますという話。

 

昼に書ける言葉と夜のこういう言葉のどちらが真実かでいうと、個人的には僕のほんとは言語化していないとこにあるとしているので、言葉では届きません。

 

 

では。

 

おしまい。

 

やたらと楽しいな。

 

おやすみなさい。