説明

 

 

明日で今週の仕事も終わりか。来週も行くのだが、今週末も紫陽花を見に行く目論見。何回眺めようが鮮やかさは変わらない。来週は愛知で場所も決まっていて、今週は鈍行カードで何処に行くかは決まってない。行ったことがないところということは決まっている。アジサイとビールはなんだか合いそうだから、乾杯できるところが良いな。

 

僕の文章で言うところの現実的と物理的の違いは何ですかと問われたが、出勤で歩いていたからまとまった文章が綴れる環境ではなかった。割と微妙な区分けではあるが、重なる部分もあり離れている部分もあるというベン図のイメージ。

 

物理的というのは、物理法則に支配された世界で、物を投げたら落ちるし、エネルギーを加えても重力と摩擦で止まるから燃料を与え続けなきゃいけないというある程度、相互理解がある世界観。ただ、この世界がほんとに分かりやすく予測が付く世界なのかというと天気予報然り、微妙なところ。

 

現実的は知られた物理法則以外に主観が構築した世界が含まれる。物理的な法則になぞっている部分もある。蒸気機関みたいに、やる気とか意志のような燃料が必要だとされるところ。物理としての人間の仕事量を決めるのはカロリーしかないはずだが、非物理の要因で運動量が変わるという世界観は重なりつつずれている。

 

文例としては、「物理的に動けるのに現実的には動けない」とか。

人は物理的な人間すら使いこなせていない。思考に使われるカロリーは将棋の棋士みたいなプロでない限り微々なはずだが、現実的な部分がすぐ疲れてしまう。

 

人って自分の言葉の外の意味は気にしても、中身は気にならなくて、自明だとしているところがある。そこに注意できる人の文章って何か違う味がある。まさに歴々の哲学者ないし詩人とか、歌人もそうなのか。

 

 

苦手で語る自己紹介。

 

僕について、「苦手なものが多いイメージ」と評された。たしかにその通りだと思う。辛い物も苦手だったし、コーヒーも飲めなかった苦苦手だったし、文章を書くのも苦手だったし、セロリもパクチーも苦手、料理を作るのも苦手、とろみ付けも苦手、エトセトラ。

 

ここまで列挙したのは、既に苦手ではなくなったものごと。むしろこれは僕が元来苦手だったということではなく、馴れて居なかっただけ。それが得意・好きだった人との相対からしてこの評価になっていて、運動してみればそんなことはなかった。

 

要は、苦手というのはまだ行っていない領域みたいな意味合いでしかないのでは。

行ってみて苦手だったものってあまり意識されていない。

 

いまの苦手を列挙してみる。

 

固定観念」、「偏見」、「断定」、「心配」、「機嫌によって価値が変わる」、「強めの香水」、諸々。

なかなか観念的なところだが、括ってみれば「(一般的な)人」が苦手ってことにならないか。個人的に人に馴れてはいけないという価値観があるから、一生苦手かもしれない。

 

ほんとに苦手なことあった。「満腹」。空腹が最高のスパイスだったら、満腹は言わずもがな最悪。

 

三者の何が良くないかって、もはや他者を取り込めない満腹状態だから、お喋りができない。でも、それほど確固とした観念を持ち合わせている人格もそんなに居ないのではという説もある。だって、物理法則すら、一意で未来を決められないのに、社会とか文化とか医学的見地で正しさなぞ決まってない、更新可能性があるもの。

 

強固だと思えている人は外が変化すれば容易く観念が移動される。

こんなのに付き合う筋合いはない。

 

理屈とはなんぞやということがふと浮かぶ仕事時間。

法学がまさに理屈の学問なのだが、一意に正しい理屈があるのであれば世界はこんなに複雑化されていない。

 

何か現実化した結果についての説明の道筋が理屈・論理だとしてみたら、説明の仕方は一意にはならないし、説明をする視点によりけり。現象は1つだとしても説明する言葉は無数に在る。

 

いや、僕は法学のお勉強を辞めたことで、法学の言葉によるルール化のことは好きなのだろうなと想った。共通項にするためには曖昧にするしかない。

 

論理的な共通項としての説明としての言葉は、その説明が他の現象にも通底できること。1つの現象を筋道通して説明できるような次元ではないということ。

 

説明としての言葉はなんとでもなる。個人として大事なのは不文の一貫性。

ふらふら迷子になっているが、人格はもとから動いていない模様。

 

僕は別にこの社会の固定観念に倣っても人生劇場を謳歌するくらいの器はあったのに。

苦手だからと言ってできないわけではないし、特に何か現実的にずれている訳でもない。

 

トラウマではなく遺伝子レベル。

 

そんなこんな、「アフターダーク」読み終わって、次はどうしようかとなる本日の昼休憩。

 

文庫本にはあまり惹かれなくて、ハードカバー棚。伊坂さんの最新刊を買って村上チルドレンの世界観にしようと思ったところ、なんとなく物足りなくて、上橋さんにした。

 

上橋さんの作品は個人的に、安心のライトノベルという読み味。

ここで言うライトノベルは別に悪い意味ではなく、世界観が現実とは離れているという意味。作者の恣意では世界が動かないくらいの別世界が確立している。

 

香りに敏感な血筋みたいな話らしい。遺伝子。

「香りの声がうるさい」っていうフレーズはなんとも良い。

 

残業あったのにもぞもぞしたりJavaScriptやっていたりしたから日記時間が減ってしまった。申し訳ねぇ。(そんなこと思ってねぇ。笑)

 

続きはまた今度。

 

おやすみなさい。

 

良い夢を。