徒然のまま

 

 

早朝5時に見送りをして、しばらくごろごろしてからスタートする一日。

また何か世界の感じが違う、理(ことわり)が自分軸に寄っている。他の人では生きられない劇場感ないし臨場感。この楽しさは僕でしか味わえない。

 

昼過ぎに変哲のない明太子ご飯をかきこんで、昨日から残っている燻りの感じを消化するために、運試しに出発。目当てのからくりサーカスはパチプロっぽい人が虚ろな顔でずっと座っていたから打てなかったが、エウレカセブンルパン三世を満喫して、トータル、家賃より勝ってしまった。エウレカセブンで勝った時点で止めるのがなんだか物足りなくて、なんだかんだ、行った時点と帰った時収支0になったら笑い話になるよなというおかしみを感じて楽しんでいたら、次元と五右衛門とルパンのかっけー演出をノリノリで眺めていたらいつの間にか勝っていた。

 

運が良かったとも思わなくて、なんなら勝ってよかったもない。単にかっこよかったなというだけ。あくまで遊びであって、言ってしまえば人生自体がギャンブル(遊戯)みたいなものなのだから、いちいち苦しんで納得するのは当人しかいない。

 

もちろんひとときの遊び場なので、会員カードを作る気も無い。ただ、刹那的な運を考察するのには面白い場かもしれない。

 

僕はほんと下手すると、内面的な意味でいま想えば精神が死ぬかどうかみたいなところに居た時期があったのだが、そのときは世界も自分もある程度規定されているのだろうなと思っていた。僕は運が悪い星の下に生まれているし、世界のほとんどの人もレールに従っている。この辺りの方が常識的ではあったのだが、常識的な価値観ってある運命論みたいなところで生きている。

 

さっき、「おめでとう」が怖いという記事をみかけた。個別的な事情を加味せずにそういうことを言われるのは、自分が社会的に居場所をもって良いという認定みたいだとか。分かるけど、そこに居るのにそれを懸念するってなんだか背理なような。まぁ僕がこういう時に遣う言葉としては「(勝手に)嬉しい」だが、たしかに軽々に結婚おめでとうって言える精神は気になるところなのは分かる。いや、誕生日みたいな始まりを祝う精神なだけなのかも。

 

まぁ、ここは野暮だし、気になる人もあくまで自分がそういわれた時に気になるだけであって、自分とは無関係な全体的にいちいち言い回しを気にするキャパがあるのかというのも気になる。

 

なんだっけ、あぁ運勢論。

 

運を呼び込むとか、運を貯めるみたいな精神論があるということは、人はきちんとした因果法則を世界としていない。まぁ社会には事実が在るのではなく権力しかないとか誰かが言っているみたいだし、物体的な法則で行っても、突き詰めると確率論になるとのこと。

 

厳密というか、素朴な確率を思索すると、本日家賃分以上のお金が当たったことなんて取るに足らない。労働だって、ほぼ100%が続いているだけのことであって、完全な未来予測にはできないし。

 

お金があれば本はいっぱい買えるのはたしか。

 

ただ、お金があって買える本の量が増えても自分にとってちゃんと旬な本が現れるとは限らない。お金で賄えるものはあくまで意志の領域の物事であって、認識(知性)の拡張には対応できない。

 

価値をどこに置くかの話になる。僕は、本日馬鹿勝ちした運試しの確率より、昨日のレコード屋さんにあった「猫のゆりかご」を見つけた自分の認識上の運の方が低いとみなしている。たまたまそのお店に行けることと、そこで変な本が見つかる確率って、1/319どころではなかろうよ。

 

ショーペンハウエルさんが、普通、知性は意志に奉仕するものでしかないというのも分かる。

客観的な認識だけに留まれる人はほとんど居なくて、どうしても人は関心で世界を観ることになる。関心がアイデンティティだという思い込みだとしか想えないところ。

 

人の脳は、意志が関心しているところ以外も捉えている。

僕が言語化できない自分に辿り着いたのはこの辺り。他人についても当然非言語で捉えている。こういう風に世界を捉えようとしたのが現象学ぽいが、現象学の概念はまだ食べれていない。

 

昨日買った本群は、やっとやって来たのだし、順番待ちされるのも申し訳ないから、一挙にお風呂読書に組み込んだ。本は一冊ずつしか読めないというのは、嘘っぱち。

 

僕が本のジャンルから離れる見込みがないのは、読書を1つのまとまりとして捉えて居ないから。個々の本は1つずつの存在。

 

色んなかおで生きている以上、人が物語を並列的に読めないということはないはず

 

 

僕のかおは収束しつつあるけども。

 

遊び場が拡がっているが、まだ遊んでいない場がある、芸術界隈。

天才の巣窟と思っていたから委縮していたが、それならそれでやって良いよな。

 

創作文章への遊びが気になる。

 

はい、おやすみ。

 

良い夢を。