前日譚

 

 

 

山芋入り関西風お好み焼きのリクエスト。揚げ玉はなかったから無しで紅ショウガは新生姜で代用してみた。1枚目を作って先に食べている。なかなか美味しい。豚バラ肉カリカリ、新生姜すっきり。満月さん用の2枚目はもっと上手くできるはず。焼き始めるタイミングだけ気を付ける。

 

あぁ、腹いっぱい。

やや眠くなってきた。

 

さておき。

 

本日は、明日の初出勤に備える前に宅建の申込みと受験料の支払いを終えてきた。ペイント3Dで背景を白にすることはできたのだが、そうするとピクセルが基準値に満たない。白い壁が背景でも問題なかったという人がヤフー知恵袋の回答に居たからこれで良いやとする。訂正することがあれば連絡があるらしいから何かあればまた対応すれば良い。

 

準備としては、引っ越しの時にほぼ捨ててしまった靴下とかハンカチとか、さらには筆記用具とか。いったんリセットしたかったことによって買いに行く手間が増えたが、リセットしたスッキリ感の方が僕の中では勝る。

 

しかし、こんな暑い祝日にイオンモールなんぞ行くものではない。人が多すぎるし、人達がやたらとてらてら歩いている。てらてらというのは個人的語彙。無目的で秩序なく、見ている側からするとどこに歩くか予測が付かない状態を指す。これに気付いたのが最近なのか、愛知の人混みが無秩序過ぎるのかは微妙なところ。大阪だともう少し見えない通行路が見える気がする。

 

別に苦言ではない。こんなことでストレスが溜まらないようにしないといけないし、単に僕の視点だとそうなるというだけ。例えば、最寄の駅からの最短ルートの店舗の敷地では歩行者と自転車のルートが完全に分かれている。自転車は押して歩いて下さいというお願い付き。でも、何故か自転車ルートに歩行者がだいぶ流れている。前の家族連れの人達が歩いていて、僕の自転車を押して歩く速度が速いもんで避けてくれたのだが、その中の女の子がここは自転車を押す人のルートだよーみたいなことを言っていた。賢い。

 

もちろん、これは法律ではなく店舗が独自にお願いしているだけであって、特に従う必要はない。女性専用車両みたいなもの。個人的な考察だと、自転車のルートの方が駐輪場の関係で店舗に入るのに近いというところと、日陰になっていたからだと思った。こういう独自のお願いはそこの管理者のリスクを減らす目的があるから、日常では問題なくても事故とかの有事が起こったら過失の認定に影響がある可能性があるだろうなぁと考えていた。

 

あと、ルールに従わない人にもやっとくるのは、そのルールが法律で決まっているのであれ、道徳の範疇であれ、あんまり変わらないとも思索。まぁ、法律であれば従わなかったことで不利益を受けるのは当人だから放っておいてもいずれ罰せられるが、道徳に関してはよほどのことがなければコミュニティから排除されることはないか。忌避をされることはありそう。

 

こういったルールって遵法精神がどうのというより、単に仲間と仲間ではない人を分ける指標なのかもしれない。結構分かり易くて良いと思う。

 

本屋さんは人が多くてもなんとなく落ち着く。梅田の新しい方の紀伊国屋書店はあんまり落ち着かなかったけども。あのビル自体が障る。ともあれ、筆箱とシャーペンとメモ帳と消しゴムと赤青2色ボールペンを買った。蛍光ペンは引くのが面倒だし引いたところで重要かどうかで見返せないから要らない。他の人に伝えるような手書きパートが仕事にあるのであれば、別途準備するけども。

 

ハンカチは100均で買ったのだが、ハンドタオルみたいなのしかなかった。ハンドタオルでも良いのだが、アイロンがけするときに上に置く用途だと一般的なハンカチの生地感の方が良い気がする。お母様が服飾のプロだから色々ノウハウをお伺いしていて、倣おうとしている次第。アイロンするときに下に敷く布というか滑り止めみたいなのも欲しい。大阪時代にはダイソーで買ったやつがあったのだが、キャンドゥには無かった。

 

 

そうして、そのまま帰るには時間が余ったから少し遊びに行った。

ちょうど良い時間で終わるように勝った話は省略。人生劇場を楽しみにしていると勝てるのではないかと思っているが、もちろんこんなの必勝法にはならない。でも明日からの仕事を楽しみにしているのは確か。

 

そのお店の軒先に燕の巣があって、子育てが活発に行われている。

途中で一服に出たとき、明らかに子供が2羽道路でピヨピヨしている。落ちたのかとおもっておろおろ見ていたが、どうやらある程度育ってきたから飛ぶ練習をしているような感じ。親鳥がちょこちょこ側にやってきている。応援しているのだろうなと読み取るのが人間脳。帰りに見たらもう道路には居なかったから、巣に収まったのか巣立ちしたのかどちらかだと思われる。いいこっちゃ。

 

そうして帰ってきて、明日以降のワイシャツと肌着とついでに満月さんのユニフォームを洗濯しながらアイロンがけしつつ、副菜の大根とトマトの酢の物を作りつつ、お風呂読書もこなす時間があった。

 

残業が無ければ帰宅時間はだいたい変わらないから、ある意味準備でもある。

たぶん、仕事が始まっても生活に影響は特にない。お母様は料理嫌いの料理上手だから、市販品の味が決まっている調味料を活用して時短しろよとアドバイスをくれたが、僕は特に料理が嫌いな訳でもない。時短は確かに大事だけども、味はなるべく自分が決めたい派。

 

そのうち満月家でご飯を作る機会もあるかも。

硯の味付けに染めるのか、どうなのか。

 

 

あと準備としては、配属先の人達の情報を収集した。名前とか趣味はネットに公開されているから覚えた。やる気を見せるというか、新人に自分が認識されていたら結構テンション上がらないかというだけ。

 

挨拶はどんな感じにしようか。

未経験の分野だし正社員経験もなく、ご迷惑をおかけするに違いないですが、すみやかに一人前になるように精進しますという感じだろうか。

 

自分史上もっとも元気だから、なんとでもなりそう。

ついでに、史上もっとも良い貌をしているとも思う。イケているかどうかは客観的な話で、お母様には普通と言われるような顔だが、それとは別に顔立ちが進行形ではっきりしているというだけ。分かり易くイケてなくて良かった。

 

 

そういえば、これを書いて良いのか分からないところではあるのだが、この類の話は書いているから問題ないか。

 

満月さんがぼそっと、最近の実家は居心地が良いと言った。

他人の家みたいな感じがあって寄り付かなかったけども、最近は変わってきたとか。

 

僕が満月一家の雰囲気を変えたのかというと、そこは分からない。

ただ、僕が習得してきた常識では完全アウトの振る舞いをしているのは確か。ソファーで寝転ぶとか恋人さんの実家でして良いことではない。

 

でも、それに対してなんとも感じていないことが読み取れるからそう過ごせている。

一家誰も飲んでいないのに僕用のビールを準備してくれいるところとか、まぁまぁおかしい。ふらっと僕単体で遊びに行っても問題なさそう。

 

僕にこの一家を融解させる要素があるとすれば、基本的にてらいがないというか、割と人のことをどうでも良いと思っているところ。どうでも良いは自分に利害がないからではなく、人がどう在ってもその人よなぁというだけ。自分にとってどうかは気にならない。

 

僕にとっても心地良い。あんまりお客様として構われない感じだし、構われは弄られと同値だが、悪意はないし。

 

まぁ、何かが崩れて解けているのだとすれば、僕が解けてきたとも言える。

僕が僕だと今まで想っていた人物像が崩れていなければ他人の家のソファーで寝転ぶなぞ決してできないことだし、この前の帰り際に勇者がバイビーと挨拶したことにバイビーとは返せない。

 

良い影響を受けているのは確か。

 

成功体験というと微妙に違うけども、僕は気を遣わない方が場にいい影響があるのかも、少なくとも悪いことにはならないって。

 

はい、満月さんが帰ってきたのでこの辺で。

 

明日からは仕事編。

 

おやすみなさい。

 

良い夢を。