はやめはやめ

 

 

 

スケールが狭くならないように宇宙の動画を見ている。いや、理由は単に面白そうだったからなのだが、結果的にはあんまり変わらない。話し手の量子力学者の話が面白い。量子力学ってめちゃくちゃ小さい領域を対象とする学問という認識だが、その方程式がむちゃくちゃ広い宇宙の辻褄を合わせることができるって面白い。

 

 

さておき。

 

スケールをぐんと縮めた生活圏。本日は満月さんの出勤が遅かったもんで、晩御飯のメインであるカレーを作り、米を玄米とブレンドして浸水してくれていた。その上ぬか漬けも準備している。きゅうりはすぐ漬かるとのことで取り出して食べてみているが、ちゃんとぬか漬けの味がする。ちょっと浅漬け風味だが。

 

帰りにスーパーによって豆苗とシーチキン缶とビールと水を買う。そのスーパーのポイントが付くカードも作ってくれていたのでポイント集めが捗る。チャージもできるということで、レジの人にチャージ場所を聞いた。教えてくれたのだが「お釣りが出ないですよ」と言われた。どういう意味だろう。1回チャージしてしまったら現金としての返金は不可という意味だろうか。他のスーパーのチャージができるカードってそういうサービス付いていたっけ? 特にこんな注意を受けた覚えがない。これから毎日寄るから特に問題なく、気にしないでおこう。

 

帰ってきて洗濯機を回して風呂掃除してアイロンがけして、豆苗とシーチキンでサラダを作った。もちろん「みょー!」の2回目は育て始める。

 

これ、満月さんが早く出勤して遅く帰ってくる日はどうするかな。

煮込み料理であればお風呂入りながら煮詰めるということはできそうか。まぁなんとでもなる。

 

 

 

時間を戻して、仕事の話。

 

少しはカジュアルに崩して良いと1日目に言われたから、本日のワイシャツはこの前買ったストライプにした。単なる無地の白シャツよりこっちの方が良さげと満月さんなり職場でも評価を受けたから次に買うときはカジュアルめなシャツを増やしていこう。

 

出勤したら知らない人が2人。どうやら監査の人らしい。お店のスタッフは店長と2人きり。2日目にして電話を受ける。取次くらいしかできないし、受け答えがきっとぼろぼろだったが、負荷がかかる方が良い。人手不足の店舗でないとできない貴重な経験。自分のスタイルもなく、職場のスタイルもない状態で受ける電話はおそろしい。まだ店長とも慣れてない状態で監査の人が聞いているというプレッシャーもあるし。こんなのは場慣れするだけだから、あんまり気にしていない。

 

まだ失敗できる時期。

いや、店長はもう来月にはデビューさせるとか言っているから、あと10日でまともにならねば。笑

 

さらに昼過ぎにまた新しい人が現れる。エリアを統括しているお偉いさんで全国でもトップクラスの人らしい。イケメンとか雰囲気あると言われた。現時点で期待値が高いのってなんとも言えないけども、低いよりは全然良い。僕はあんまりこういうのをプレッシャーに感じない質だし。だって、やれることをやることとか、やれないことをやれるようにすることに他の人の印象は無関係だし。させてくれるのであればやってみるだけ。もちろん1回目はポンコツなのは経験則で知っているが、長い目で放置してくれるのであれば自分なりの方法論は確立できるだろうし。

 

監査の人は僕が国家資格の勉強ばかりしていたということで接客のコミュ力が無くて、まず標準になるのに時間がかかると言っていた。お偉いさんも、人と接するのにまずは馴れていこうとアドバイスをしてくれる。言いたいことは分かるし、たぶんそう見えているのだろうなというは想像できる。もちろんここは大事。ただ、僕が慣れないといけないのは、人と接することよりも、ここの領域の空気感だと思っている。空気感に慣れれば、ここでどういう話題を展開すれば良いのかが分かってきて、言葉は勝手に出てくると思うし。

 

僕は数年前までコミュ障だとずっと自認していたのだが、たぶん違うとなっている。

あんまり伝えることに重きを置いていないだけだと思う。伝えることを排した文章でここまで書けて、普通に人と話していて言葉が出てこないというのはおかしな話。

 

人の話を聞くのは好きだから聞く側のコミュ力はあると思うし。

聞く方は相槌打ちながら聞けば良いから楽だという考え方はあると思うが、個人的には話し手に付いて行くために知識が必要だとしている。話す側は自分の世界を言語化すれば良いだけ(これも大変)だけど、聞く側に理解が無いと思ったら話す側はきっと萎える。

 

 

店長は、監査の人がまずコミュ力を標準にするのに時間がかかるという話を展開したときに、相槌を打たなかった。この人には何か見抜かれている感じがある。僕にコミュ力があるかどうかを見ているのかは不明だが、話の節々に僕がほんとうに良い人というか真面目でないことがバレている感じ。

 

あんまり言語化するのも難しいのだが、端的に言えば擦れていない人格で生きているところ。こうであることが正しいとかということはないし、かといってルールを守らないということはないし、きちんと自分で生きている。これもきっと最近顕現されたところで、こうなるためには膨大な読書が必要だった。読書によって、この自分でもアリだなという意味で世界が拡がったという感じ。

 

読書だって経験の1つ。

 

期待値の高さがよく分からないけども、とりあえず早く外回りしたい。外回りで巡回できれば実体験としての情報も増えるし、何より運転の不安感も無くなるだろうし。

 

 

 

やれやれ。

 

実生活が面白いもんで、本の話のパートが薄くなる。もちろんこれも実生活ではある。

 

約束された云々の村上さんと河合さんの対話パートが終わった。

なんというか、村上作品に出てくる宗教というか、悪の原型の世界観はここで形成、もしくは強化されたのかなという感じ。宗教と悪は同値ではないけども、ナカかソトかで表裏なような。村上チルドレンである伊坂幸太郎さんの惡は理不尽なり国家とかの大きなシステムなような。あとチルドレンって誰がいたっけ。

 

箱男1984年もあとがきだし、そろそろ小説が枯渇してきた。

 

「ある男」は、あんまり小説界に入っていけない。入っていけない世界が楽しい人は面白く読めるとは思うが、個人的にはお好みではないかも。1回は読むけども。

 

 

「虎よ、虎よ」は、入っていける。古典SFってほんと名作揃い。翻訳者の能力なのかもしれない。この本はSF的世界観というより人情譚が面白い。主人公はパートナーが居るのに、宇宙船への復讐心の方が強い。まったく証拠がない印象論なのだが、漫画の「うしおとおとら」のとらとこの小説の主人公が被る。藤田さんが既読なのかも知らないけども、復讐・憎悪の話って、原型を掘り下げていくと一致していくのかもしれない。

 

 

もっと落ち着いてくればもっと落ち着いたことを書けるようにはなると思う。

 

まぁ、騒がしい時期の文章も面白がって読んでいただけると嬉しい。

 

 

おやすみなさい。

 

良い夢を。